評判が悪い着付け教室によくある問題点
最近は着物を着るブームが来ているので、着付け教室に通う人が一時期と比べて増えています。
確かに着物は自分一人で着るには着方が難しい服です。
今回は評判が悪い着付け教室に出会わないためにはどうしたら良いのか掘り下げて述べます。
アクセスが非常に悪い場所にある
着付け教室は基本的に入会しても一回限りで着物の着脱を習得できる人はまずいません。その理由はそれだけ着付けが難しい物であるのは一理ありますが、それ以上にマンツーマンではなく、講師一人に対して複数人の生徒が相手になるからです。
一人あたりの講師がつきっきりで教える時間が少ないので、どうしても何度も通って知識と技術を学ぶというのが前提です。ところが、アクセスが悪い場所に着付け教室が立地している場合、毎回通うことに神経をすり減らすことになり、最も大切な着付けの授業に集中することが難しいです。
理想は駐車場が完備されている着付け教室を選ぶことです。アクセスが良くても電車やバスなどを利用してようやくたどり着けるような場所だと、それまでに着物セットをずっと持って移動しなければならず肉体的な疲労は半端ないです。
授業では当然実技時間が設けられます。何回も着物を着脱することを念頭に置くと、それなりに体力を使うので、できるだけ体力の消耗は押さえたいものです。
以上の点から徒歩で行けるほど近い場所に位置しているか、自家用車を止められる駐車場が完備されているところを選択するのが良いでしょう。都内にある着付け教室は確かに設備が整っていますが、近隣の土地代が高いからと極力駐車場を設けていない着付け教室が多く見られます。
何度も足を運んで着付けを習得しようと考えているのであれば、駐車場が完備されているところを選びましょう。
評判が悪い着付け教室にありがちな講師の態度
いざ着付け教室が始まると講師の授業をひたすらメモに取ったり、実践するだけです。学校とは違っていろんな授業はなく基本的に着物の着付けに関する授業だけなので、如何に集中できるかが勝負になります。
ただし、生徒がいくら集中しても講師の方に問題があればどうすることもできません。例えば教えるときの態度です。
生徒の方が年齢が上の可能性も大いに考えられますし、お金を払っている以上お客さんなのですから、その感覚が欠如して自分が一番その教室の中で偉いという感覚を持った講師に当たってしまったら最悪です。
こうなると一回授業を受けるだけでも苦痛で辞めたいと感じます。着物自体を嫌いになる可能性もあるので、体験教室が受けられるのであれば必ず利用してから入会するかどうか決めましょう。
体験教室で見るべきポイントは質問に対する言葉遣いです。一方的に講師が話しているだけだとぼろを出しにくいです。その時だけ取り繕ってしまえば、入会させればあとは生徒と講師の立場を利用して居丈高になれるからです。
そのような浅はかな考えを持っている講師を見抜くにはその都度質問して講師の反応を見ましょう。付け焼刃でなければその場で当意即妙な回答が得られるはずです。
いくつかの質問をしてもその都度丁寧に回答してくれるようであれば、普段の授業も丁寧にしてくれる可能性が高いです。嫌な顔で答えていないか合わせて確認することで良い講師かどうか見極めます。
評判が悪い着付け教室は講師の教え方が悪い
どれほど優れた知識と技術があって着付けをするのに文句ない講師であっても、生徒に対する教え方が悪いと評判も当然悪くなります。講師一人に対して生徒数人で授業を受けるので全ての生徒が満足できる教え方を得られるかどうかは難しいところですが、最低でもその講義を受けて必ず日々進歩できる物でなければ教え方は悪いと言っても過言ではありません。
もちろん生徒側も努力する必要はあります。講師が言ったことに対して忘れてしまうようであればノートにメモを取って家に帰って自主練します。最低限その日に習ったことができるようであれば確実に自分自身の中で進歩しているので、講義を受ける意味はあります。
そのような努力をやっても分からない場合は質問できるように書き留めて授業終了後に講師に質問します。その時に無下に断られる講師であれば、その着付け教室に通っている意味がありませんので即刻退会しましょう。
もちろん入会する前に質問できるかどうかをあらかじめ確認する必要がありますが、全ての講師が同じように着付け教室の方針を守っているかは分かりません。
いずれにしても、着実な進歩が見込めない着付け教室は受けているだけ時間の無駄なので、すぐに辞めてより評価されている次の着付け教室を見つけるようにしましょう。口コミ情報を信頼するも良いですが、自分の目でしっかり確認して入会してみないと分からないので最低限の出費は覚悟します。
着物ブームの再燃により、全国各地にあった着付け教室が再び息を吹き返しました。どちらかというと閉鎖的な空間なので、いくつかの教室を比較検討した上で最も評価が高い場所を選ぶようにした方が失敗しにくいと言えるでしょう。