全国で通える評判のいい着付け教室を比較して徹底紹介

着物にアイロンをかけてもいい?シワができたときの対処法

公開日:2026/06/01  

着物にアイロン着物を美しく保つうえで、悩ましいのがシワや臭いの対処です。洋服と同じ感覚でアイロンを使うと、生地を傷めてしまう恐れもあります。とくに正絹の着物は繊細で、扱い方には充分な注意が必要です。本記事では、着物に適したシワの取り方やアイロンの正しい使い方、注意点についてくわしく解説します。

アイロンは着物のシワ・消臭に役立つ?

洋服であればアイロンはシワ取りの基本ですが、着物に関しては注意が必要です。家庭用スチームアイロンは便利な反面、蒸気が一点に集中しやすく、想定以上の熱や水分が加わるリスクがあります。その結果、色斑や変色を引き起こす可能性があるため、取り扱いには細心の注意が必要です。

とくに正絹(シルク)の着物は熱や水分に弱く、誤った使い方をすると生地の縮みや風合いの変化、さらには色ムラの原因となることもあります。そのため、基本的には着物に強い熱を直接加えることは避けるべきとされています。一方で、素材によってはアイロンがまったく使えないわけではありません。たとえば、着用直前でどうしても時間がない場合には、蒸気の力を利用して軽くシワを伸ばしたり、消臭目的でスチームを活用するケースもあります。

スチームには繊維の奥に入り込んだ臭いを飛ばす効果があり、防虫剤の臭いを軽減するのにも有効です。ただし、あくまで応急処置であり、頻繁に行うべき方法ではありません。臭い取りが目的であっても正絹の着物や金箔・銀箔加工がある着物、絞り染めの着物などはとくにダメージを受けるので、アイロンの使用はNGです。

素材や加工が不明な着物も、アイロンNGである可能性を考えて安易にアイロンをかけないほうがよいです。結論として、アイロンは使い方を誤らなければ一定の効果を発揮しますが、着物においては基本は使わない、やむを得ない場合のみ慎重に使うというスタンスが適切です。

アイロンNGの着物にシワができてしまったときの対処法

アイロンの使用が難しい着物にシワができてしまった場合、まず優先すべきは自然な方法での回復です。具体的には、着用の数日前から前日にかけて畳紙から取り出し、きものハンガーや衣桁に掛けておく方法が有効です。着物は重力と湿度の影響で徐々にシワが緩和されるため、時間をかけて整えることがもっとも安全かつ確実な対処法となります。

また、日常的な予防として重要なのが正しい畳み方です。着物は構造上、縫い目や折り目に沿って畳むことで余計なテンションがかからず、シワの発生を防げます。畳んだ後は畳紙に入れて保管し、圧迫や湿気を避けることで、アイロンに頼らずとも美しい状態を維持できます。どうしても強いシワが残る場合には、水分を利用した方法が検討されます。

たとえば、軽く湿らせた手ぬぐいやタオルをシワ部分に当てて繊維を緩める方法があります。その上からドライモードのアイロンを軽く当てることで、直接熱を加えずにシワを整えられます。この方法はリスクを抑えながら効果を得られるため、比較的安全な手段といえます。

ただし、前項で述べたとおり、正絹素材、絞り染め、金銀箔加工、刺繍入りのものなどは、熱や水分によって質感や装飾が損なわれる恐れがあるためアイロンがけをすべきではありません。また、カビ臭がする着物に対してスチームを使うと、湿気によってカビの繁殖を助長する可能性があるため避けるべきです。素材や状態を見極めたうえで、適切な方法を選択しましょう。

シワができてしまったときのアイロンのかけ方

やむを得ずアイロンを使用する場合は、なるべく着物にダメージが入らないよう注意しながら作業を進めましょう。まず、部分的なシワであれば、アイロン台の上にシワ部分を置き、生地の織り目に沿って軽く押さえるようにアイロンを当てます。このとき、こするような動きは厳禁です。あくまで押さえることを意識し、短時間で処理するのが基本となります。

全体的なシワを整える場合は、順序が重要です。最初に裏地の裾からスタートし、縫い目と折り目が垂直になるように注意しながら進めます。その後、裾から身頃、そして衿へと段階的にアイロンを当てていきます。この工程の途中で何度かハンガーに掛け、シワの伸び具合や裏地のたるみ、表地の縮みがないかを確認することが重要です。

裏側の処理が終わったら、次に表側へ移ります。この際は必ず当て布を使用し、直接アイロンが生地に触れないようにします。裏と同様に裾から順に進め、状態を確認しながら慎重に整えていきます。さらに見落としがちなのがきせの存在です。

きせとは縫い目に生じるわずかな余裕部分で、着物特有のやわらかなシルエットを生み出す要素です。この部分を潰してしまうと、全体の雰囲気が損なわれてしまいます。そのため、きせ部分には直接アイロンを当てず、必要に応じて弱い蒸気で整える程度に留めることが重要です。

まとめ

着物のシワ対策において、アイロンはあくまで補助的な手段であり、基本は自然に整えることと正しい保管にあります。とくに正絹をはじめとした繊細な素材は熱や水分の影響を受けやすく、誤った処理は取り返しのつかないダメージにつながります。シワを防ぐ最善策は、ていねいに畳み、適切な環境で保管することです。やむを得ずアイロンを使用する場合でも、当て布やドライモードを活用し、慎重に扱うことが求められます。日頃から正しい知識をもってお手入れを行うことで、大切な着物を長く美しい状態で保てます。

着付け教室おすすめ5選

イメージ
教室名いち利装道礼法きもの学院青山きもの学院京都きもの学院長沼静きもの学院
特徴駅から近い!着物でのお出かけや食事など実践的な内容が嬉しい。着付けコースの種類が豊富。
一人一人の目的に合わせて選べる。
本格的な手結びの着付け!
しっかりとしたカリキュラムでステップアップしていける。
通いやすさが重視されている。
ショッピングセンター内にあるカルチャーセンターでのレッスン。
60年あまりの歴史をもつ学校。
アクセスが良い。
詳細リンクもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しくもっと詳しく