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自宅でできる?着物の洗濯と保管の基本

公開日:2025/11/01   最終更新日:2025/11/17

洗濯

お気に入りの着物を長く美しく保つためには、正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。最近では自宅で洗える素材の着物も増えていますが、素材によっては家庭で洗うと縮みや変色の原因になるものもあります。そこで本記事では、自宅での洗濯が可能な着物とそうでないものの見分け方、洗い方や保管のコツまでを詳しく解説します。

自宅で洗える着物・洗えない着物を見分けよう

自宅で洗濯できるかどうかは、着物の「素材」によって大きく変わります。見た目では判断しにくい場合もあるため、まずは基本を知っておきましょう。

木綿・ポリエステル・麻は洗濯可能

木綿やポリエステルは家庭で洗える素材の代表です。木綿は吸水性が高く丈夫で、普段着として着やすいのが特徴です。また、ポリエステルは軽くてシワになりにくく、乾きも早いため、自宅でのお手入れに適しています。麻も洗えることがありますが、水通しの有無や縫い糸の種類によっては注意が必要です。

絹(正絹)やウールはクリーニングへ

正絹の着物は非常にデリケートで、水や摩擦に弱く、自宅で洗うと縮みや色落ち、風合いの変化が起こることがあります。特に高価な訪問着や留袖などは、着物専門のクリーニング店に依頼してください。ウールも縮みやすいため、家庭での水洗いは避けましょう。

洗濯表示を必ずチェック

着物には「取り扱い絵表示(洗濯表示)」が付いています。水洗いマークにバツ印がついている場合は、自宅で洗えません。面倒でも一度確認することで、大切な着物を傷めずに済みます。

自宅で洗うときの正しい手順と注意点

自宅で洗えるとわかったら、次は洗い方をしっかり押さえましょう。素材を傷めないように、事前準備から乾燥までの流れを丁寧に行うことが大切です。

洗濯前にチェックするポイント

洗う前に、まず「色落ちテスト」を行いましょう。中性洗剤の原液を目立たない部分につけ、白い布で軽く叩いて色移りがないか確認します。色が落ちる場合は、自宅洗いは避けた方が安全です。次に、汚れの種類に応じた前処理を行います。ファンデーションや皮脂などの油性汚れはクレンジングオイルを少量つけて叩き、水溶性の汗汚れは中性洗剤を薄めてやさしく拭き取ります。こすらず、汚れが落ちない場合は専門店に相談しましょう。

洗濯機で洗う場合のコツ

着物を丁寧にたたみ、ぴったり入るサイズの洗濯ネットに入れます。洗濯機は「手洗いコース」や「ドライコース」など水流の弱い設定を選びましょう。洗剤は中性洗剤を使い、漂白剤入りは避けます。脱水は1分以内にとどめ、シワや縮みを防いでください。洗濯後は速やかにネットから出し、形を整えて干しましょう。

手洗い(押し洗い)の場合

洗濯桶に水を張り、中性洗剤を溶かします。たたんだ着物を入れ、やさしく押すように洗います。こすったりもんだりすると生地が傷むので注意しましょう。きれいな水で2〜3回すすぎ、泡がなくなるまで繰り返します。水を含んだ着物は重くなるため、両手で全体を支えるように持ち上げます。

乾かすときのポイント

脱水後は、直射日光を避けて風通しの良い場所で陰干しします。乾燥機の使用は縮みの原因になるため厳禁です。干す際は着物用ハンガーを使い、全体の形を整えながらシワを伸ばします。アイロンがけをする場合は、低温設定にして必ず当て布を使用しましょう。熱でテカリが出るのを防ぎながら、美しい仕上がりになります。

着物を美しく保つための保管とメンテナンス

洗った後の保管方法も、着物を長持ちさせるための大切なポイントです。湿気や虫害を防ぐ工夫を取り入れましょう。

シワを防ぐたたみ方とたとう紙の使い方

着物は「本だたみ」という基本のたたみ方でたたみます。袖や裾をきれいに整えながらたたむことで、シワができにくくなります。たたみ終わったら、通気性のよい「たとう紙」で包みましょう。たとう紙は湿気を吸い取り、着物を守る役割があります。長期間保管する場合は、黄ばみやカビを防ぐため、年に一度ほど新しいものに交換するのがおすすめです。

湿気対策と収納スペースの工夫

収納する際は、引き出しやケースに詰め込みすぎないようにします。ギュウギュウに入れるとシワや型崩れの原因になります。上に2〜3cmの余裕がある程度が理想です。また、桐たんすは防虫・除湿効果が高く、昔から着物の保管に適しています。桐たんすがない場合は、大きめのプラスチックケースでも代用可能です。その際は、防虫剤や乾燥剤を入れ、和紙などで包んでおくと湿気を防げます。

定期的な風通しと虫干し

保管したままにせず、年に数回は風を通しましょう。引き出しを開けて10分ほど扇風機の風を当てるだけでも湿気対策になります。さらに、晴れの日が続く11月ごろには「虫干し」を行うと効果的です。着物を2〜3時間ほど陰干しし、しっかり湿気を飛ばします。その際に、シミやほつれなどを確認しておくと、次に着るときに慌てずに済みます。

まとめ

着物は素材ごとに扱い方が異なりますが、基本を知っていれば自宅でも安心してお手入れができます。木綿やポリエステルの着物は中性洗剤を使ってやさしく洗い、正絹などの繊細な素材は無理せず専門店へ持ち込みましょう。洗ったあとは湿気を避け、たとう紙で包み、風通しの良い場所に保管してください。定期的に虫干しを行えば、次に袖を通すときも気持ちよく着られます。正しいお手入れを続けて大切な一枚を長く楽しみましょう。

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