
着付け教室の値段ってどれくらい?
着付けが自分でできるようになりたいと思ったとき、多くの方が着付け教室に通うことを検討しますよね。その一方で、教室によって料金体系が異なるので「一体いくらかかるの?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。本記事では、着付け教室の費用相場や料金プランの違い、さらに費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
着付け教室の料金体系とは?
着付け教室の料金体系は大きく分けて「月謝制」「コース制」「単発レッスン」の3つのタイプがあります。それぞれの特徴を詳しく解説します。
月謝制
月謝制は、毎月一定の金額を支払うと継続的に学べる形式です。料金は月額5,000円〜1万5,000円程度が相場となります。
初心者向けの基礎コースは比較的安価な場合が多いですが、上級者向けのコースでは指導内容が専門的になるため、料金が高くなる傾向があります。
定期的に通うと、着付けの技術をしっかりと身につけられますが、長期的な通学が前提になるので、忙しい方には向かないでしょう。
回数制の教室
回数制の教室は、あらかじめ決められた回数分のレッスンを受講する方式です。たとえば「全10回で3万円」「1回90分×8回で5万円」などの設定が多く、月謝制に比べると自由度が高い点が魅力です。
回数制のメリットは、自分のペースで短期間に集中して学べる特徴があげられますが、受講期間内に消化しないと無駄になってしまう点が考えられます。
単発レッスンの教室
単発レッスンは「特定の技術だけ学びたい」「着付けを一度体験してみたい」という方向けのプランです。料金は1回あたり3,000円〜1万円程度が一般的です。
特別なイベント前に「振袖の着付けだけ学びたい」「浴衣の着付けだけ知りたい」といったニーズにも対応できるため、初心者が気軽に試せるプランです。
着付け教室にかかる費用とは?
着付け教室の費用には、授業料以外にもさまざまな費用がかかるときがあるので、入会前にしっかり確認しておきましょう。
入会金
多くの着物教室では、入会時に5,000円〜1万円程度の入会金が必要になります。無料の教室もありますが、教材費や道具代が別途かかる場合が多いため、総額を考えて判断しましょう。
教材費・道具代
授業で使用するテキストや帯や長襦袢などの小物を購入する必要がある場合もあります。これらの費用は1万円〜3万円程度必要です。
着物や小物のレンタル料
着物をもっていない場合、レンタルできる教室もあります。レンタル料は1回あたり1,000円〜5,000円程度ですが、長期的に通う場合はレンタルよりも自分の着物を用意した方がコストを抑えられる場合もあります。
資格取得に関する費用
資格取得を目指す場合、受験料や認定料が別途かかります。資格の種類によりますが、1万円〜5万円程度の費用が必要です。
着付け教室の費用を抑えるコツとは?
着付け教室に通いたいけれど、できるだけコストを抑えたいと考えている方も多いでしょう。ここでは、少しでも費用を節約しながら学ぶための具体的な方法をご紹介します。
無料体験レッスンを活用する
多くの着付け教室では、無料または低価格で体験レッスンを受けられます。ですので、いくつかの教室を試してから、自分に合ったところを選ぶと失敗が少なくなります。
教材や小物を中古で揃える
着物や帯、小物類は新品を購入すると高額になるため、リサイクルショップやネットオークションを活用するとコストを抑えられます。とくに初心者の場合は、最初から高価なものをそろえる必要はありません。
自宅学習を取り入れる
YouTubeなどの動画教材や書籍を活用すれば、独学でも基本的な着付けを学べます。基礎を身につけた上で教室に通えば、レッスン回数を減らせるので費用を抑えられます。しかし、不明点があってもすぐに確認できない点はデメリットといえます。
市民講座やカルチャースクールを利用する
地域の市民講座やカルチャースクールでは、比較的安価に着付けを学べます。自治体が運営する講座はとくにリーズナブルなので、近くで開催されているものがないかチェックしてみるのもおすすめです。
季節のセールや割引を利用する
時期によっては、教室がキャンペーンやセールを実施している場合があります。たとえば、年始や春に特別価格でレッスンが受けられる可能性がありますので事前に調べて、賢く利用しましょう。
まとめ
本記事では、着付け教室の費用について紹介しました。着付け教室の費用は、種類やプランによって異なります。月謝制では毎月一定額を支払うと定期的に学べますし、コース制であれば、短期間で集中的に学べるので自由度が高いという特徴があります。また単発レッスンは、特定の技術だけ学びたい方には最適ですが、継続的に学びたい方には割高になってしまうときもあります。しかしながら、あらかじめ自分の学びの目的を明確にした上で教室を選ぶようにしましょう。また、授業料以外の費用も考慮する必要があります。費用を抑えたい方は、無料体験レッスンを利用したり、地域の市民講座やカルチャーを利用したりするのが効果的です。ぜひ本記事を参考にして、自分のライフスタイルにあった教室を選び、賢くコストを抑えながらスクールを選んでください。