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着物における動物文様の意味を紹介

公開日:2025/06/01  

動物

着物の柄・模様には様々な意味が込められています。着物選びで迷った際は、着物柄に込められた意味・願いを参考にして選ぶのもひとつの選択肢です。本記事では、動物文様に焦点を当てて詳しく解説していきます。本記事を読んで、動物文様の着物に関心を持っていただければ幸いです。

動物ごとに文様の意味を紹介

生き物の文様は、着物や工芸品において、縁起や願いを込めた象徴的なモチーフとして用いられています。日本の伝統的なデザインには、さまざまな動物や生き物が描かれ、それぞれに特有の意味があります。

兎(うさぎ)

うさぎの文様は、飛躍や向上を象徴しています。うさぎが飛び跳ねる動作から、物事が進展することを意味し、とくに成功や繁栄を祈る場面で好まれやすいです。

また、うさぎは高い繁殖力を持つことで知られています。妊娠中に次の子を身ごもることができることから、子孫繁栄の象徴としても縁起がよいとされています。

鴛鴦(おしどり)

おしどりは、夫婦和合や変わらぬ愛情の象徴です。常に寄り添い、仲がよいことから、良好なパートナーシップを願う文様として描かれます。

「おしどり夫婦」としても有名で、結婚や夫婦円満を祈る際に用いられます。

亀(かめ)

亀は長寿の象徴であり、とくに「鶴は千年、亀は万年」という言葉から、長生きや健康を願う文様として人気です。亀はまた、安定や守りの象徴としても解釈され、福を呼ぶ生き物とされています。

雉(きじ)

雉は豊作や子孫繁栄の象徴です。とくに雉の雌は、母性愛が強く繁殖力も高いことから、家庭や子孫の繁栄を願う意味で好まれます。

また、雉は国鳥としても知られており、美しい羽が祝福を意味します。

九頭馬文(きゅうとうまもん)

九頭馬は、心願成就を祈る文様です。馬の文様は「馬九行駆(うまくいく)」という言葉に通じ、物事がうまくいくことを表現しています。

とくに、勝負運や金運、出世運、健康運など、さまざまな運を引き寄せる力を持つとされています。江戸時代から縁起のよい文様として使われてきました。

金魚(きんぎょ)

金魚は金運上昇や多産祈願、富貴繁栄を表す文様です。中国では、金魚の発音が「金余(お金が余る)」と似ているため、金運を呼び込むとされます。

また、金魚は多くの卵を産むことから、多産を願う意味も込められています。さらに、高級魚としても珍重され、富貴を象徴するものとして描かれやすいです。

孔雀(くじゃく)

孔雀は、邪気祓いのシンボルです。美しい羽を広げて華やかな姿を見せる孔雀は、悪霊を払う力を持つとされ、縁起がいいとされています。

また、優雅さと色鮮やかな羽は、見た目の美しさからも幸福を呼ぶものとして解釈されます。

鯉(こい)

鯉は飛躍を象徴する文様で、とくに「龍門」という滝を登る伝説に由来します。

滝を登りきった鯉が龍になるとの言い伝えから、目標に向かって努力し、成功を収めることを願う文様として用いられます。また、鯉は力強さや不屈の精神を表します。

蝙蝠(こうもり)

蝙蝠は、不老長寿や幸福を象徴しています。日本でも江戸時代まで縁起のよい動物として描かれ、幸運を呼ぶ存在とされています。

獅子(しし)

獅子は魔除けの象徴です。ライオンに似た想像上の動物で、太陽の力を宿している霊獣として家や人々を守り、悪いものから守護する力を持つとされています。

とくに、魔除けとして守り神や強力な力を象徴する文様として描かれることが多いです。

雀(すずめ)

雀は一族繁栄や五穀豊穣、家内安全の象徴です。群れて生息しているため、一族が繁栄する意味を持ちます。

また「厄をついばむ」とされ、家内の安全を願う意味でも描かれます。丸っこい形状が豊かさを象徴し、縁起のよい鳥として親しまれやすいです。

千鳥(ちどり)

千鳥は、夫婦円満を願う文様です。基本的に1羽ではなく、2羽の千鳥が描かれ、波間を越えて一緒に過ごす様子が描かれます。

夫婦で困難を乗り越え、円満な関係を築くという祈る意味が込められています。

蝶(ちょう)

蝶は不老不死や美の象徴とされています。成長過程で変態を遂げ、幼虫から美しい蝶へと変わることから、再生や不老不死を象徴しています。

蝶の音が「長」と同じであるため、長寿を祈る意味も込められています。また、蝶の美しさが女性の美を表現するものとして描かれることも多いです。

鶴(つる)

鶴は子孫繁栄、夫婦円満、不老不死の象徴です。子孫繁栄を祈る意味を持ち、亀と並んで長寿の象徴としても描かれます。

夫婦鶴として描かれることも多く、夫婦の幸せを祈る意味も込められています。

蜻蛉(とんぼ)

蜻蛉は武運長久や無病息災の象徴です。前へ前へと飛び、後ろに下がらない姿から、勝利を意味する「勝ち虫」としての役割があります。

蜻蛉は、武士や戦国時代の人々にとって、勝利をもたらす縁起のよい虫として愛されていました。

梟(ふくろう)

梟は苦労しない、長寿の象徴です。「不苦労」や「福来郎」などの当て字が使われ、福を呼び込むとされています。

知恵や洞察力を象徴する鳥であり「森の物知り博士」とも呼ばれています。幸福を守り、長寿を願う文様として人気です。

鳳凰(ほうおう)

鳳凰は開運招福の象徴で、世の中によいことが起こるとされる伝説の鳥です。麟、鹿、蛇、亀などの特徴を持ち、平和や幸福をもたらす存在とされています。

名君が現れる時に現れるとされ、「平和の象徴」として広く愛されてきました。

まとめ

着物の動物文様には、それぞれ特別な意味や願いが込められています。たとえば、兎は飛躍と繁栄を、亀は長寿を象徴し、鯉は努力と成功を願います。おしどりは夫婦円満を、金魚は金運と多産を呼び込むとされています。また、孔雀や鶴、梟などの生き物は、邪気祓い、幸運、長寿を意味し、着物に華やかさとともに、幸せを運ぶ力を持つと伝えられてきました。動物文様を選ぶことで、願いや希望が込められた特別な意味を持つ着物を身にまとい、幸運を呼び込むことができます。

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