子どもの卒業式に着物で参列しても大丈夫?相応しい色や柄は?
子どもの卒業式に着物で参列したい母親はいるでしょう。卒業式は式典なので、着物で参加したい人はそのようにしましょう。子どもに愛情を伝えられるチャンスなので、着物や小物を慎重に選択するようにします。この際の注意点や、卒業式に相応しい着物の選び方を今回の記事で紹介するので、今後の参考にしてください。
卒業式に着物で参列してもよい?
式典なので着物で参列しても問題ありません。ほとんどの母親が洋装なので、困惑する可能性がありますが、気にする必要はないでしょう。
着物で参列できる
卒業式は式典なので、子どもや家族にとっておめでたい日となります。そのため、着物で参列しても問題ありません。どのような着物を身に付ければよいのか悩む人もいるでしょう。この場合は、洋服を選ぶときと同じように、式典に相応しいものであれば問題ないです。ただし、卒業式の主役は子どもなので、子どもよりも目立たないようにするとともに、フォーマルな装いをする必要があります。
子どもに愛情を伝えられる
スーツやワンピースなどの洋服で、卒業式に出席する母親の方が多いでしょう。とくに都心部では、その傾向が顕著になります。反対に、地方や織物の産業が有名な地域などでは、母親が卒業式に着物で出席する割合が増加します。スーツやワンピースなどの洋服の方が、着物と比較すると経済的で、着用するのに時間を要しません。
着物は着用するのに時間を要するだけではなく、着こなすための技術も求められています。しかし、それだけの時間とお金を子どもに費やして卒業式に参加するので、子どもに愛情を伝えられます。着物は日本の伝統文化なので、子どもに敬意を表していることにもなります。
着物を着てみたい母親が増加している
これまでは着物は成人式や結婚式などの、限られた場面で着用するものと思われていましたが、最近はカジュアルな装いとして着物を着用する人や、洋服とコラボレーションして着こなす人が増加しています。そのため、20代から40代の母親は、子どもの卒業式で着物を着用したいと考えているでしょう。興味がある人がいれば、誘ってみるとよいかもしれません。
入学式と同じ着物でも問題はないのか
コーディネートがまったく同じにならないように、帯に変化を加えましょう。複数の帯を用意するのが難しい人は、帯揚げや帯締めを変化させます。
同じ着物でも問題ない
入学式と同じ着物を着用するのはよくないのではないかと、悩む必要はありません。同じコーディネートでも問題ないです。複数の着物を用意するのは、経済的にも苦しくなります。しかし、卒業式は3月、入学式は4月に行われることが多いので、小物で季節感などを演出するとよいでしょう。
大きく印象が変わる帯
卒業式では、落ち着いた色味の帯を選択しましょう。明るい色味の帯は入学式向けなので控えるようにします。複数の帯を用意するのが難しい人は、帯揚げと帯締めを変化させるだけでも印象が変化します。卒業式には、からし色や深緑色がおすすめです。
カジュアルな帯は避ける
卒業式は式典なので、カジュアルな帯は避けましょう。また、派手な色を選択しないようにします。白色や銀色が主体の淡い色をおすすめします。また、着物は統一感を演出すると綺麗に見えます。たとえば、古典柄の着物であれば、帯も古典柄にします。地味になり過ぎるので困るという人は、アクセントを適度に入れましょう。
卒業式に相応しい着物の選び方
卒業式は入学式よりも落ち着いた色味にします。
落ち着いた上品なコーディネート
バッグや草履も帯の色に合わせると、落ち着いた印象を与えられます。そのため、白系統の帯を合わせると上品に見えるでしょう。また、スッキリと洗練された印象も与えられるので、年代を問わずおすすめできます。
大人の落ち着きを醸し出すコーディネート
地味な印象を与えたくない人は、深緑色の訪問着に金糸の袋帯を合わせましょう。よいアクセントが生まれるので、深緑色の落ち着きと金色の袋帯で大人らしさを演出できます。こちらの組み合わせは、卒業式のスタンダードになっています。
卒業式で母親が着物を着るときの注意点
2つの注意点を紹介します。着物に慣れていない人は、着物や小物を選ぶときに慎重になりましょう。
バッグは小さいものを持参する
着物に大きめのバッグは似合いません。華美ではない小さめのバッグを持参します。卒業式後に学校から配布物を受け取ることを想定して、折り畳めるバッグも持参しましょう。
年代に合わせて着物を選択する
母親の年代に合わせて着物を選択しましょう。年代に合っていない着物を身に着けると、違和感があります。どのような着物を選択すればよいのか分からない人は、専門店のスタッフに相談しましょう。
まとめ
子どもの卒業式に母親が着物で参列することは素晴らしいことです。おめでたい日なので、子どもの成長をともに喜びましょう。初めて着物を身に着ける人は、着物や小物の選び方だけではなく、着こなしもきちんとできるように事前に準備が必要です。カジュアルな装いにならないように気をつけるとともに、バッグは小さいものを持参するようにしてください。