着付け教室の受講料を下げるコツについて詳しく解説!
着付けを習ってみたいと思ったときに気になるのがその費用です。受講料はどこの教室に通うかによって高い、安いとさまざまですが、受講料以外にも費用がかかるのかについても気になりますよね。今回はできるだけ費用を抑えて着付けをマスターしたい、という方に着付け教室の費用や、費用を安く済ませる方法について解説します。
着付け教室に通うメリット
着付けの方法は動画サイトで検索すれば手軽に見られる時代です。また本を見ながら独学で勉強することも不可能ではありません。しかし、着付け教室にわざわざ足を運んで教えてもらうことにはたくさんのメリットがあるのです。ここでは、3つのメリットをご紹介します。
■独学では学べないノウハウを教えてもらえる
動画サイトや本を見ながら着付けの勉強をするのもよいのですが、分からないことがあったとき「多分こうかな…」「分からないけど、これで合っているだろう」と自己判断で進めてしまうこともあるでしょう。着物をきれいに着こなすためには、そのような曖昧な点をはっきりさせることが大切です。適当に対処してしまったことで、すぐに着崩れしてしまったり、誤った方法で覚えてしまったりすることがあります。
一方、着付け教室では疑問や不明点はすぐに聞いて解決できるうえ、楽にまた上手に着こなす方法を教えてもらうことができます。着物をきれいに着こなすためのノウハウを直接聞いて覚えることができるのが、教室に通う一番のメリットといえるでしょう。
■着物での立ち振る舞いやマナーが分かる
着物を自分で着られるようになっても立ち振る舞いが雑だと、せっかく上品な着物を着ていても下品に見えてしまうことがあります。着物を着た時とき所作やマナーといった点まで指導してくれる着付け教室もあり、着物を着る機会には大変役立ちます。講師の立ち振る舞いを目にするだけでも充分勉強になるうえ、着付けだけでなく、立ち振る舞いも習得できるのがよいところでしょう。
■着付けに必要な小物の名前が覚えられる
着付けにはさまざまな小物を使いますが、それぞれどんな名前で、どんなときに使うものなのかよく分かっていないという方も多いことでしょう。名前を知らないと、自分で着付けをしようと思っても名前と小物が一致せず、調べながら進めるということも少なくありません。やはり上達への近道はプロから教わることです。ネット上の情報が必ずしも正確だとは限りません。技法だけでなく小物や道具の扱い方といった基礎から教わることができるのは教室だけです。
着付け教室に通う際にかかる費用の内訳
着付け教室はいわゆる習い事なので、固定費として受講料(月謝)は必ずかかるものです。教室やコースなどによっても異なりますが、5,000~8,000円が相場といわれています。しかし、受講料以外にもさまざまな費用がかかるので、予算と照らし合わせから検討しなければいけません。
では、一体何にいくら費用がかかるのか詳しく見ていきましょう。
■入会金
習い事にはよくある入会金や入学金ですが、着付け教室にもあります。教室によっては支払い不要の場合もありますが、3,000円前後が相場とされ、大手の教室になると1万円ほどかかるといわれています。
■テキスト代
テキストを使いながら教えてもらえる教室、テキストがなく着付け師の指導と実践のみという教室、とさまざまです。テキスト代はテキストの内容にもよりますが、数千円~1万円程度でしょう。
■着物・小物代
手持ちの小物で指導してもらえる場合は新たに購入する必要はありません。ただ、大手の着物教室になると教室オリジナルの小物を購入してください、などと指定がある場合もあります。また、小物も着物も何もない状態から着付けを習いたい場合には、必要な小物をそろえる必要があります。レンタルできる教室もありますが、その場合は1点300円程度になるでしょう。
■認定料
趣味で着物を自分で着られるようになりたいだけという方には不要ですが、取得資格を目指す方は資格取得を証明する認定料がかかります。無料の場合もありますが、一般的には1万円程度かかるようです。認定料は資格のランクが上がるにつれて金額もアップします。
着付け教室の受講料を下げるコツ
着付け教室の受講料は習う目的、教室の規模、期間などによって大きく差が出るのが特徴です。教室によっても受講料に差が出る習い事ですが、費用を抑えるコツはあるのでしょうか。
■小規模の教室を利用する
まずは自治体主催の教室や呉服屋の主催する教室を利用することです。基本的には規模が小さいほど受講料が安い傾向にあります。資格取得を目指さない場合は小さな教室でも充分な技能は身に付きます。アットホームな環境で楽しく通うことができるでしょう。
■小物レンタル無料の教室を利用する
着付け教室に通う際、物が揃っていないという方は購入またはレンタルすることを検討しなければなりません。毎回レンタル料がかかるのも大きな出費になり、教室に長く通う場合は購入したほうが安く済む場合もあります。しかしレンタルサービスでも、無料レンタルが可能な教室も存在します。受講料以外にあまりお金をかけたくない場合は、無料レンタルができる着付け教室を探してみるとよいでしょう。
■目的に合った教室やコースを選択する
大手の教室では多彩なコースを用意していることも多いでしょう。趣味で着物を着たい方はハイレベルなコースへの入会は必要ありません。自分が習得したい技術と予算を考えながら、自分の目的に合った内容を無駄なく学べる教室、コースを選びましょう。
着付け教室の費用についてお話ししました。「意外に費用がかかるな…」と思った方もいるかもしれません。ポイントは必要な着物や小物は購入不要で無料レンタルまたは、自前のものを利用できる教室を選び、高価なオリジナル小物の購入を避けることです。入会金無し、テキストなしの教室を選べばさらに安く済みます。細かな費用についてはホームページで公開している場合もあるので、いくつかの教室を比較しながら検討するとよいでしょう。