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着物着用時に合わせる草履を選ぶ際に意識するべきポイントとは?

公開日:2022/03/15  


「着物を着るときはどんな草履を合わせればいいの?」と疑問に感じている方も多いでしょう。着物を着るときの履物といえば草履を思い浮かべる方がほとんどでしょう。そこで今回の記事では草履と下駄の違いや、選ぶ際の意識するべきポイントについてまとめていきます。

草履と下駄は何が違うの?

着物着用時に合わせる履物といえば、草履や下駄を思い浮かべる方が多いでしょう。しかし、草履と下駄は似ているようで、実は違うものなのです。草履は布や革、合皮、畳、ビニールなどの素材が使われており、形は俵型です。そして底がフラット状態になっているのが特徴となります。

一方で下駄は木が材料となっており、2本の歯がついているのが特徴です。主に角形となっていますが、最近では草履と同じような形のデザインも増えてきていますね。底はゴム張りになっているものが多いです。

着物着用時に合わせる草履を選ぶ際に意識するべきポイント

続いて着物着用時に合わせる草履を選ぶ際のポイントをまとめておきます。

1つ目はシーンに合わせて選ぶことです。フォーマルの場で草履を履く場合は、裂地やエナメルが材料のものを選びましょう。色は金色か、銀色、白色がベターです。一方でカジュアルな場で草履を履くときは基本的に材質やデザインを自由に選んでも大丈夫です。カジュアルな草履の場合は薄い色から濃い色までさまざまな種類があり、自分の好きなデザインを選ぶことができますよ。

2つ目は草履台の高さで選ぶことです。フォーマル用の草履であれば6センチ程度の高さが適しています。カジュアル用であれば3センチ程度のものでも大丈夫です。

3つ目は歩きやすさで選ぶことです。草履にもいろいろな種類がありますが、中には少し歩きづらいものもあります。選ぶ際は実際に試し履きをしてみて、歩きやすさをチェックしてみましょう。歩きやすさを重視したいなら、草履台にクッションが入っていて柔らかいものがおすすめです。

4つ目は鼻緒の違いです。フォーマル用の草履には、格式高い豪華な鼻緒が付いていることがほとんどです。金色や銀色の刺繍が施されており、上品で高級感があるように見せてくれます。

着物着用時の草履を選ぶ際は、上記の4つのポイントを意識して選んでみてください。とくに、フォーマルの場とカジュアルの場での草履の選び方には違いがあるので注意しなければいけません。

もし、フォーマルの場とカジュアルの場で草履を分けるのが面倒、選び方がよくわからないというのであれば、どちらのシーンでも利用できる草履を選ぶとよいでしょう。フォーマルの場でもカジュアルの場でも使いやすいのが白色っぽい草履台+織り柄の鼻緒です。白っぽい色の草履であれば高級感や上品さも感じられるうえ、ちょっとしたおしゃれ感も印象づけてくれるのがポイントです。草履の選び方に迷った際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

草履を履いている時の歩き方のコツ

草履には正しい歩き方があります。まずは前提として、つま先から着地するのはよくありません。草履は地面と平行にして、足全体で着地するように歩くのが正解です。「草履を履いているときにパタパタと音が鳴って気になる」「足が痛い」という方は、正しい履き方をしていないのかもしれません。

草履を履いて歩く際は、地面と平行に足を踏み出し、着地は足裏全体で歩くことを意識してみてください。すり足をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。ちなみにつま先を少し内側に向けて、歩幅を小さくするように意識すると上品で優雅なように見えますよ。前に出した足のかかとと後ろの足のつま先の間が10センチ程度を意識してみてください。基本的に和の衣装に合わせた歩き方はすり足&内股といわれています。とはいえ、ズー、ズーと音を出しての歩き方は逆にみっともない印象になってしまうので注意してくださいね。

また、草履を履いて歩く際は親指と人差し指で鼻緒をぎゅっとつかみながら歩くようにしてみてください。草履がずれずに歩けるので、より美しく見えるでしょう。うまく歩けないのであれば草履が自分の足に合っていないのかもしれません。草履には耐用期間があるうえ、いろいろな素材が使われているので、自分の足に合った草履を選ぶことが大切です。

 

今回は着物着用時の草履を選ぶ際のポイントについてまとめました。草履にもたくさんの種類があるため、自分に合ったものを選ぶ必要があります。また、フォーマルなシーンか、カジュアルなシーンかでも草履を使い分けることが大切です。

もし、カジュアルの場とフォーマルの場で草履を分けるのが面倒なのであれば、両方のシーンで活躍してくれるものを選ぶと便利ですよ。その場に適した草履でより美しい着物姿をお披露目してみてはいかがでしょうか?また、草履には正しい歩き方があるので、まずはそちらを押さえておくことが大切です。最初は大変かもしれませんが、慣れれば自然にできるようになりますよ。

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