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意外と悩むポイント!着付け教室で用いる着物は自前かレンタルか

公開日:2021/12/01   最終更新日:2021/12/24


着付け教室に申し込む際に多くの方が悩むのが、着付けに必要な着物の準備です。自前の着物がない方にとって、レッスンにともなう着物や帯、小物などを購入するべきかという疑問は大きな不安要素になりがちです。そこで、ここでは着付け教室の例を挙げながら、着物の用意は自前にすべきなのか?レンタルでもよいのか?について解説します。

初心者の場合はレンタル制度の利用がおすすめ!

着付けが学べる教室は全国各地にさまざまな教室がありますが、最近は着物のレンタルを行っているところも増えています。なかには着付けに必要な一式がすべてレンタルでき、手ぶらでの受講が可能な教室もあるほどです。そういった教室では、肌着や足袋など肌に触れるもの以外は基本的にすべてレンタルが可能となっている傾向が高めです。

レンタル代金については教室によって異なりますが、1点ずつ料金が発生するところもあれば受講料にレンタル代も含まれ無料となっているところもあります。大半の着付け教室では、初心者向けのコースや入門科などに通う方のほとんどがレンタル品で済ませているケースも多いようです。

習得した着付けの技術とともに上級を目指すとなると自前の着物が必要となることもありますが、初心者のうちはレンタル制度を利用して無理なく着付けを学ぶのがおすすめです。もちろん家族から譲り受けた着物があるという場合は、体型に合っているものであればそれを自前の着物としてレッスンに使用するのもよいでしょう。

着付けを行う際に必要になるアイテム

着付けを行う際に必要になるものは着物だけでなく、肌着や帯、小物類など細々としたものも多くあります。たとえば、着物の着丈を調節するのに必須となる腰紐は3~5本はマストとなるなど、着物を着付けるのために必要となるアイテムはさまざまです。大半の着付け教室ではある程度のものはレンタルが可能となっていますが、一部レンタルが不可となっているもののあります。

そのため、着付け教室に通う際はどれがレンタル可能でどれが不可なのか、なにを自分で購入しなければならないのかという点をよく確認する必要があります。着付けに必要な基礎となるアイテムは、足袋、肌襦袢、裾除け、長襦袢、半衿、衿芯、腰ひも、伊達締め、帯板、帯枕、帯揚げ、帯締めの計12点です。基本的に肌着となる足袋や肌襦袢、裾除けはレンタルが不可となる場合も多く、自分で用意することを視野に入れておく必要があります。

それ以外のアイテムに関しては一式レンタルが可能な教室が多いです。ただし、衿元をキレイに見せるための衿芯や首元の汚れ防止となる半衿はレンタル品に該当しない場合もあります。通う予定の教室の特徴に合わせて、持ち物は事前に確認するようにしましょう。

着付けを行う際にあると便利なアイテム

着付けを行う際に必要となる基本的なアイテムのほかにも、着崩れしないためのアイテムや時短で着付けるためのアイテムなど、持っていると便利なものも多くあります。習い始めは基本的な一式を用意するだけでよいですが、ある程度着付けに慣れてきたら追加購入をしてみるのもおすすめです。

着付けを行う際にあると便利なアイテムの例では、ふっくら体型の方や華奢な方におすすめなものとして、補正下着が挙げられます。美しく着物を着るには、凹凸のない筒状の体型に整えてから着物を着るのがベストとされています。補正下着はそのような着物に合った理想の体型になるよう気になる胸元やウエスト周りなどをカバーしてくれるものです。

必要な箇所に正しく使用することで、着物の仕上がりは大きく変わるため、持っていると便利なアイテムのひとつです。そのほかにも、長襦袢や衿元の着崩れ防止に役立つ補助的な役割をもつコーリンベルト(着物ベルト)は、持っていると非常に便利でおすすめ。

一度使用するとその便利さに感動する方も多く、着崩れしない着付けにも役立ちます。着付け教室によってはコーリンベルトを使用した着付けを推奨しているところもあるほどなので、便利さはお墨付きといえるでしょう。

着物レンタルを行っている着付け教室の例

さいごに、着物レンタルを行っている教室の一例についてもご紹介します。まず、口コミでも人気の「いち瑠」では、着物一式を無料でレンタルできます。足袋、肌着、裾除けの3点は授業料に含まれており、自前の着物がなくてもすべて一式レンタルをすることで着付けを学ぶことが可能です。

また、「雪花きもの学院」や「ハクビ京都きもの学院」でも着物、帯、小物類が無料でレンタルできます。「雪花きもの学院」は初級コースが1レッスン500円と格安なのに加え、無料レンタルが可能と初心者にはうれしい条件が揃っています。一方、「ハクビ京都きもの学院」では月3回のレッスンで完結するコースを受講すると、入会特典として着物をプレゼントしてもらえる特典などもあるようです。

そのほかにも、老舗の着付け教室となる「典雅きもの学院」でも、練習用きもの・名古屋帯・袋帯と着付けに必要な一部が無料でレンタル可能となっています。レンタルできないものは自分で用意する必要がありますが、大半のものはレンタルできるため自前の着物がない方でも安心して通うことができます。

まとめ

着付け教室の多くは、「着物を購入しなくてはいけないのでは?」という生徒の不安を解消できるよう、着物をはじめ帯や小物などのレンタル品を用意しているようです。そのため、着付け教室に通う際は必ずしも自前の着物が必要というわけではありません。

とくに初心者の方にとっては着物の購入となると価格も高く、すぐに即決できる買い物ではないため、慣れないうちは着物レンタルで代用することをおすすめします。ただし、着付け教室によってレンタルが可能なものやレンタル代は異なるため、それぞれ比較・確認することが大事です。

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