個人経営の着付け教室に通う際に注意するべきポイントとは?
講師一人で運営している、個人経営の着付け教室。このような個人経営の着付け教室には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。この記事では、個人経営の着付け教室に通う際に注意するべきポイントを紹介します。着付け教室選びに役立ててください。
個人経営の着付け教室に通うメリット
まず、個人経営の着付け教室に通うメリットを紹介します。
1つ目は、知りたいところを重点的に学べることです。大手の着付け教室では、基本的にカリキュラムに沿って授業を行います。一方、個人経営の着付け教室では、生徒の能力や目的に合わせた柔軟な対応が可能。たとえば、入学式や卒業式、結婚式など、特別な行事に合わせた着物の着付け方を学びたい方は、それらを中心に学べるでしょう。また、着物の着方はわかるけど、少しだけ復習したいという場合には、ワンポイントレッスンなど1回で完結するコースで学ぶこともできます。それぞれの必要や目的に応じて、知識や技術を身に付けられます。
2つ目は、自分のペースで講師と相談しながら学べることです。大手の着付け教室では、受講日程が決まっているため、事前に定められたスケジュールに沿って授業が進んでいきます。しかし、個人経営の着付け教室の場合、特定の入学日を定めていないことが多く、いつでも入学可能の着付け教室も多くあります。講師との距離が近いため、講師と次回の日程を相談しながら、自分のペースで通うこともできるでしょう。特定の曜日・日程の固定が難しい方には、受講日程を柔軟に対応してくれる個人経営の着付け教室がおすすめです。
個人経営の着付け教室に通うデメリット
次に、個人経営の着付け教室に通うデメリットを取り上げます。
1つ目は、アクセスの悪さです。大手の着付け教室の多くは、人通りの多い駅の近くやオフィス街などに教室を出店していて、教室までのアクセスがよいという特徴が見られます。個人経営の着付け教室の場合、自宅で教室を開いている人が多いため、必ずしもアクセスがよいとはいえないでしょう。また、個人情報保護という観点で自宅の住所を公開していないことも。その場合、実際に問い合わせてみない限り、教室の正確な場所がわからないでしょう。
2つ目は、代わりの先生がいないことです。個人経営の着付け教室の場合、多くの方が一人で教室を経営しています。一人の先生にずっと見てもらえるのはメリットでもありますが、転勤などで引越しをしなければならなくなると、続けて指導してもらうことが難しくなるでしょう。講師の個人的な事情により、着付け教室が続けられなくなることもあるかもしれません。大手の着付け教室には複数人の先生が在籍しているため、代わりの講師が担当することも可能ですが、個人経営だとそうはいかないでしょう。
3つ目は、資格の取得ができない着付け教室があることです。しっかりしたカリキュラムが用意されている大手着付け教室では、知識や技術の上達に応じて資格を取得できるコースもあります。しかし、個人経営の着付け教室では、資格の取得が難しいところもあります。そのため事前に確認しておくことがおすすめです。教室によっては、資格を認定している団体や法人等と提携し、一定の技術水準に到達した場合には資格の取得が可能というようなところも。資格を取得したいという方は、そのような着付け教室を選ぶようにしましょう。
個人経営の着付け教室に通う際に注意するべきポイント
ここまで、個人経営の着付け教室のメリット・デメリットを紹介しましたが、ここからは個人経営の着付け教室に通う際に注意するべきポイントを紹介します。
まず注意したい点は、必要な小物や着物を準備する必要があるということです。個人経営の着付け教室の場合、着物や小物のレンタルしていないことがほとんど。着付けを教わるために、無理やり購入させられるということはありませんが、着付けを習うために必要な道具は自分で準備しなければならないでしょう。
次に、注意したいのが経営上の問題があるかもしれないということです。大手の着付け教室と比べて、個人宅でひっそり開講していることが多い個人経営の着付け教室。個人経営の着付け教室の場合、比較的安くでレッスンを受けることができたとしても、途中で廃校になってしまったり、講座自体なくなってしまったりすることがあるので注意が必要です。
この記事では個人経営の着付け教室のメリット・デメリットを紹介しました。知りたいところを重点的に学んだり、自分のペースで講師と相談したりしながら学べる個人経営の着付け教室。しかし、アクセスの悪さや資格の取得ができない着付け教室があるというデメリットも。また、個人経営の着付け教室では、必要な小物や着物を準備する必要もあります。これらを比較検討しながら、自分に合った着付け教室を選びましょう。