個人で経営している着付け教室に通うメリットとは?注意点もチェック!
「着付けを習いたい」と思って着物教室を探す際、個人で経営している着付け教室を見かけることも多いのではないでしょうか。この記事では、個人で経営している着付け教室に通うメリットや、注意点を解説します。チェックして着付け教室選びに役立ててください。
個人で経営している着付け教室に通うメリット
個人で経営している着付け教室に通うメリットの1つは、少ない人数で指導してくれることです。マンツーマンで教えてもらえることが多いので、丁寧に細かいところまで指導を受けることができます。わかりにくい動作を、繰り返し教えてもらうことが可能です。
また、時間をかけて習えるというメリットもあります。大手の着付け教室の場合、たくさんの生徒がいたとしても定められたカリキュラムに沿って講義展開されます。その一方で、個人で経営している着付け教室は大手よりもスローペースで時間をかけて教えてもらえることが多いでしょう。一つずつの動作をしっかり身に付けたいという人におすすめです。
さらに、融通がききやすいこともメリットだといえます。個人経営の着付け教室は、スケジュールの融通が利きやすいというのも魅力。自分のペースで通うことができるでしょう。
個人経営の着付け教室の注意点
しかし、個人経営の着付け教室には注意したいことも。ここで4つの注意点を紹介します。
1つ目は、小物や着物を自分で準備する必要があるということです。個人経営の着付け教室では、レンタルもない場合がほとんど。着付けを教わるために、何かを無理やり購入させられることはありませんが、着付けに使用するものがあるなら、前もって準備する必要があるでしょう。
2つ目は、教室の理念や理想が合わないことがあることです。多くの着付け教室では、立派な理念を掲げています。しかし、個人経営の場合、どんな立派な理念や思想を掲げていたとしても、講師との考え方や教え方が合わないなら、教室に通い続けるのが嫌になってしまうことも。
3つ目は、交通アクセスが良好でない場合があることです。個人経営の着付け教室の場合、駅の近くや都市部など必ずしも交通アクセスが良好な場所に教室があるとは限りません。このため、通い続けることを不便に感じることがあるでしょう。
4つ目は、経営上の問題が見られるということです。大手が経営する教室に比べ、個人経営の着付け教室は、目立つ看板もなくひっそりと開講しているところも多く見られます。比較的安いレッスンで受講できたとしても、途中で閉校となってしまうことや、講座自体がなくなってしまうこともあるため注意が必要です。
大手の着付け教室との違い
大手の着付け教室は、駅の近くで立地がいい場所にあることが多く、全国規模で開講している着付け教室も多数あります。中には、受講料無料の教室も。無料の場合は、基本の簡単な着付けが学べる内容になっています。教え方も一貫していて、カリキュラム通りに進むでしょう。
ただし、カリキュラムの中には、着物を着て出掛けたり、イベントに参加したりするなど、着物の世界を楽しむことを目的としたものも組み込まれています。さらにレベルアップしたい人は、より深く学べるコースや上級コースを選択することもできるでしょう。
一方、個人経営の着付け教室は、自宅で開講されていることが多くアットホームな雰囲気で学べます。また、生徒一人ひとりのペースに合わせて教えるため、教え方も柔軟です。教室によって教え方や受講料に幅があるのが特徴です。
自分にぴったりの着付け教室を選ぶ方法
では、自分にぴったりの着付け教室をどのように選ぶことができるのでしょうか。
まず、目的を明確にすることは重要です。「自分で着付けができるようになりたい」「他の人に着付けできる技術をつけたい」など、着付けを習う目的をはっきりさせましょう。目的によってレッスン内容や、レッスンスタイルが変わります。
また、カリキュラムをチェックして着付け教室を選ぶことができるでしょう。着付け教室の受講期間・取得できる技術・販売会や展示会の参加の有無などが、自分の目的とマッチしているかどうか確かめましょう。初心者でもできる簡単な内容がメインなのか、いろんな種類の帯結びを教えてくれるかなど、技術面での特徴もチェックすることがおすすめです。上級コースのカリキュラムはさらに細分化するので、料金と比較して検討しましょう。
個人で経営している着付け教室に通うメリットは、少ない人数で指導してくれることです。マンツーマンで教えてもらえることが多いので、細かいところまで指導を受けることができるでしょう。しかし、個人経営の着付け教室では、小物や着物を自分で準備する必要があるため注意が必要です。着付けを習う目的をはっきりさせ、目的とマッチしたカリキュラムの教室を選ぶなら、自分にぴったりの教室を探すことができるでしょう。