着付け教室の講師資格を取る方法は？難しいという評判は本当？
日本古来の伝統を表す衣服でもある着物は、日本人の体型に一番合うといっても過言ではないでしょう。どちらかといえばメリハリの少ない体型の日本人は、着物が持つシルエットにしっくりとはまります。しかし着物は、自分で着ようとした場合ハードルが高い衣服の1つともいえるのです。そのため、着付け教室に通いたいと思う女性も多いでしょう。
着付け教室の講師として働きたい
着物を着る人は自分で着付けできるという人が多いでしょう。しかし、自分だけで着物を楽しんでいるうちに、他人の着付けを手伝ってあげたいという思いから、講師となって着付け教室を始めたいと考える人は少なくありません。では着付け教室の講師として働きたい場合、どのような方法があるのでしょうか。
1つめは、自分で着付け教室を開く方法です。その際、充分な集客が見込めるような手段を考える必要があります。また、教室を開く場所も重要です。なるべく駅に近い場所がベストですが、そうなると教室の家賃なども割高になるでしょう。そのようなリスクなどを踏まえた上で着付け教室を開催できれば申し分ありません。
自分で着付け教室は開けなくても、どこか評判のよい教室に講師として雇ってもらうという方法もあります。昨今では和装の人気も高まっているので、自分で着物を着たいと考える女性も増えているのです。求人案内などを出している着付け教室もあるので探してみるとよいかもしれません。
結婚式場の着付けを行う仕事もあります。着付けというのは誰でもできる仕事というものではないので、需要を多いでしょう。ただし、直接求人を出していない場合もあるので、自分で気になるところがあれば、直接問い合わせてみるのもおすすめです。いずれにしても、講師の資格を持っていればすぐにでも雇いたいという着付け教室もあるのではないでしょうか。
着付け教室の講師の資格は難しいのか
着付け教室の講師の資格と一口でいってもさまざまなものがあり、その種類によって難易度も大きく変わってきます。着付け教室に通い始めてから講師の資格を取るまでの期間としては、個人の経験によって異なるでしょう。まったくの初心者からスタートした場合では、およそ半年から場合によっては1年以上かかることもあります。
さらに専門的に結婚式場で働きたい、花嫁衣裳の着付けの仕事がしたいとなった場合、2年以上かかることも珍しくありません。また人に着付けを行ったり着付け教室を開いたりするレベルを目指す場合となると、着物をきれいに着付ける技術はもちろんのこと、着物の名前や種類、着物や帯小物などとのコーディネート、さらには立ち居振る舞いなどのマナーに関する知識までの勉強も必須です。
やさしいとはいえない技能や知識が求められるといっても過言ではありません。そのため、着付け教室に通って着付けの講師となることを考えた場合は、その教室の評判も重要です。
インターネットなどでも口コミなどの評判を見られるので、参考にしてみるとよいでしょう。いずれにしても、どの着付け教室も着付けを学ぶためのコースは時間をかけて知識を学んで身につけることができるようにしてあります。そのため、あせらずにじっくり学んでいれば、とくに心配することもないといえます。
着付け教室の講師の資格をとる方法
着付け教室の講師の資格と一口でいっても、さまざまなものがあります。着付けの資格というのは、ほとんどが民間の資格です。代表的なものとしては、着付講師認定証や着物着付講師、きもの講師や着付け師など、他にも着付けの講師に関わるものがあります。
民間の資格を取りたい場合は、着付け教室に通って規定のカリキュラムを修了すれば、取れるものもあるようです。そのため、着付け教室に通うことは、資格をとるためには必要不可欠であるといえるでしょう。また費用や時間も教室によってさまざまです。
個人的に趣味として楽しみたい方や、知人に着付けをしてあげられるレベルの技能取得であれば時間もそれほどかからず、比較的安価で済みます。しかし、人に教えられるレベルや仕事として着付けできるようになることを目指した場合には、教室によりさまざまですが10万円以上はかかると思っておいたほうがよいでしょう。費用面に関しても口コミなどで評判を見てみると、さまざまな情報が入手できます。
また着付けに関する国家資格の中に、2009年に誕生した着付け技能士というものがあるのです。この国家資格は、受験の条件として一定期間以上の実務経験が必要となります。そのため呉服屋さんに勤めたり、ブライダル業界などで着付けを手伝ったりしたなどの実務は必要ですが、これを満たしていれば受験することが可能です。
着付けや着物などに関する資格というのは民間のものがほとんどです。そのためレベルや、取得までにかかる期間や費用も千差万別です。もし資格を取りたいと思ったら、まずは内容やかかる期間、費用などの評判をしっかり確認し、比較検討することが重要であるといえるでしょう。
