着付けセミナーや勉強会の評判はどう？着付け教室の講習との違いはどんなところ？
いくつかの着付け教室を比較していると、中には講習やセミナーを行っているところも少なくないことに気づくでしょう。評判などもチェックしたうえで、どのセミナーに通うかはよく検討した方が良いものです。具体的に勉強会やセミナーと着付け教室の違いを紹介しましょう。
そもそも着付けに関する勉強会やセミナーとは？
そもそも着付けに関して学ぶのなら、いくつかの方法があり、その一つにセミナーや勉強会という物があります。
セミナーとは有名な講師や先生、あるいは知識が深く詳しい人の講義を聴くもので、講演会などともいわれるでしょう。語源はドイツ語で、議論や討論、研究会などを含むこともあります。
何らかの知識や技術を伝えたり、中にはワークショップとして何かをしてみたり、自分でも意見を持っているなら講師の先生と議論を交わす事も出来るかもしれません。このように自分が何かの知識を深めることを目的としており、評判のいいものはすぐに満席になることもあります。
勉強会とは同じくらいの知識や技術力を持った人たちが集まって様々な事を学ぶ、という会です。この場合は特にいろいろな人の集まりや同じようなものを好む人、似たような職業の人などが少なくありません。着付け教室の勉強会なら当然和装が好きな人や講師の先生がいて、より技術や知識を深めるために、経験の深い方を講師の先生としてお招きする事も少なくないようです。
とはいえ、この二つが混同していたり混在していることもあり、ただ着付け教室をしているというだけの人が開催していることも少なくありません。大体はある程度技能のある人が多いので、初心者向けのことは少なく、どちらかといえばある程度着こなしが出来る人や着付けが出来る人向けとなっています。
着付け教室と勉強会・セミナーの違いは？
着付け教室と勉強会・セミナーを比較すると、いくつかの違いに気づくでしょう。
まず、教室は様々なレベルに分かれており、当然未経験者歓迎のところも少なくありません。様々な仕事や様々なレベルの人に教えてくれるので、当然同じようなレベルの人が集まりますし、やることや内容もそこまで大きくは変わらない傾向があります。
一方、セミナーや勉強会になると専門的なことが多く、初心者向けのものはあまり行われていません。帯一つまともに絞められないような初心者には向かないことが多く、基本的な技能がある程度あったり、特定のテーマに沿って行われていることが多いので、ある程度技能のある人向けといえるでしょう。
ただ、中には初心者へ着物の着方を習うことを単発で行っている着付け教室もあり、そういう所が単発の物をあえてセミナーと呼んでいるケースもあります。
次に、継続的に学ぶか1回で終わるという違いもあります。 着付け教室の場合は当然継続的に行いますし、週や月に何回か通って習うことが多いでしょう。一方セミナーや勉強会になると1回で終わる物が多く、何度も繰り返して集まることや継続して行うことは少なくなっています。
最後に、着付け教室は明確な先生がいますが、勉強会などに関してはこの限りではありません。というのも議題があって討論したり、技術や知識を教えあう、評論しあう時もあるため、皆が先生で生徒、という事もありうるのです。
中には物品販売を目的とするところもある
気をつけたいのは、単発の行事ごとの場合は中には物品販売を主な目的として行うところもあるという事でしょう。これは例えば講師の先生の著作や先生が作った製品などを売る目的のもので、費用もあまりかからないか全くゼロのことが多いものです。着付け教室にもこのような傾向の教室はありますが、セミナーになるとよりこの傾向が顕著になります。
また、当たりはずれが多いのも単発の勉強会やセミナーならではのデメリットといえるでしょう。 評判が良い勉強会にはすぐに人も集まりますし、また実施しましょうという声がすぐに上がります。
ですが、評判の悪い勉強会についてはこの限りではなく、中には悪質な勉強会や評判の良くない勉強会というのもあります。当然、講師の先生の質や話す内容、教えてくれることなどによっても違いがありますので、人や内容によって当たりはずれは少なくとも存在します。
普通では会わないような人と会う機会や、友人・知人を増やすためにはいい機会でもあるのでぜひ参加したいものでしょう。一方でそれぞれのイベントごとに当たりはずれはあるので参加前にどういう会なのか調べておき、評判や口コミはチェックしておく方が良いのです。
色々な講師や勉強会がありますので、どれが悪いとは一概に言えないのが本当のところです。ただ、少なくとも初心者向けのものはかなり数が少なく、あるいは着付け教室に通わせるためのセミナーであることが多いため、どちらにせよ評判は確認しておきましょう。
