
着付け教室にかかる月謝はどのくらい?
「自分で着物を着られるようになりたい」「普段のお出かけでも着物を着て行きたい」という人は、まずは初心者でも通える着付け教室で、訪問着などの基本の着付けを習うことをおすすめします。
また、美容室や結婚式場の衣装部門、晴れ着やドレスを扱う会社で働きたい人は、プロコースを受講して特別な着付けを習う必要があります。
さらに、教室によって受講回数や月謝に違いがあるため、よく調べて自分に合った教室を選ぶことが大切です。
安価な教室やチケット制の教室など特色がある
手軽に安価で着付け教室に通いたいならば、チケット制の教室や一回500~1000円程度の教室がおすすめです。
チケット制にも様々な種類がありますが、一回500円程度で好きな時に通える教室が多いようです。
受講回数は10~15回程度で、基本となる訪問着などの着付けやお太鼓の帯の結び方が学べます。
教室にもよりますが、一カ月から三カ月程度で受講が修了し、初級である三級着物講師を取得できるコースもあります。
個人経営の教室だと、三人程度の少人数の教室が一般的で、丁寧に指導してもらえますが、月謝が高い教室もあるので確認しておくと安心です。
一方、大手の場合は一回の受講人数が多かったり自由に振替ができない場合もあるため、忙しくて授業を欠席しがちな人はチケット制の教室を選んでおくと良いでしょう。
着付け教室では、最初に着物一式を揃える必要がありますが、手持ちの着物がない人はレンタルができるかも確認しておくと安心です。
また、手持ちの着物が高級だったり振袖の場合は、練習用としては使えない場合もあるため、最初に確認して十分に準備してから入会してください。
着付けを仕事に活かしたい人はプロコースを
プロコースや美容師育成コースなどを希望する人は、花嫁衣裳の着付けまで学ぶことができる教室を選ぶことが大切です。
教室によって月謝も異なりますが、一カ月で10000~20000円程度の教室が多く、全部で三カ月程度かかることが一般的なようです。
また、有名講師による授業を行う学校は受講料を別途設けたり高価なこともあるのでよく確認しておいてください。
ほとんどの教室のプロコースでは一級着物講師の資格取得を目指すので、将来、美容業界や衣装業界で働きたい人には大変優位となります。
全国に教室がある大手の学校で学ぶ人は、ファッションショーなどのイベントに参加することもあります。
これは、美容業界で働きたい人が、自分が着付けた衣装を披露する場で、実践をたくさん積みたい人におすすめです。
時には、参加するための費用がかかることもあるため、最初にパンフレットなどで確認しておくと安心です。
また、その他にも、テキスト代や入会金が発生することもあり、思いのほか初期費用がかかる可能性があることも知っておいてください。
将来的に着付けの技術を職業として活かしたい人は、教室の卒業生の就職先なども確認しておくと安心です。
また、美容学校で学びながら着付けを別に学びたい人も、卒業生の声をよく調べておき、卒業後に優位になるような教室に通うことが大切です。
自治体が開講している教室もある
着付けは、全国の着付け教室などで学ぶことが可能ですが、自治体によっては生涯学習として授業を開講しているところもあります。
これは、地域の住民の趣味や技術を高めるための取り組みで、他にも料理講座や日舞講座など様々な授業があるのが特徴です。
しかし、生涯学習として着付け教室が開講されているかは自治体にもよるため、お住まいの地域の広報誌などで確認することが必要です。
自治体によって講師の腕にも差があり、上級者向けの着付けを学ぶことは稀だと考えられるので、基本を学びたい初心者向けと言えます。
講師はボランティアだったり現役を引退した着付け師だったりと、地域によって差があるのも特徴です。
また、一定人数が集まらなければ開講されないこともあるので注意してください。
受講するための費用は自治体が一部負担してくれるところも多いため、教室の中では最もお手軽と言えますが、「その地域の住民であること」や「受講日が決められていること」などの制約があるため、事前に問い合わせておく必要があります。
また、着物販売店による教室もありますが、この場合は着物の販売とセットになっていることが多いので注意してください。
元々、着物を購入するつもりならば構いませんが、無理に購入をすすめられることもあるので気を付けてください。
しかし、生徒には特典が付いていたり割引価格で着物が購入できる教室もあるので、お得な場合もあります。
せっかく着付けができるようになっても、着物がなければ着る機会がありませんので、ぜひ一枚は持っておいて欲しいものです。
七五三や成人式、結婚式など、日本の行事には着物を着る機会が意外にたくさんあるものです。
しかし、着物を持っていても自分で着付けやお手入れができなければ、段々と着物と疎遠になり着られなくなってしまいます。
着物を普段使いとして着るためにも、教室に通って自分自身で着られるようになっておくことが大切です。
自分で着ることができれば、食事会などのちょっとしたお出かけにも使えますし、子供の七五三などでも自分で着せることが可能です。
全国には大手から個人経営の教室まで様々ありますが、それぞれで月謝や授業回数が異なるため、よく調べておくことが大切です。
特に、着付けを仕事に活かしたい人は、取得できる資格などをよく確認して教室を選ぶことが重要です。