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マスターすべき着付けのコツ、おはしょりの整え方

公開日:2017/12/15  最終更新日:2018/09/11

マスターすべき着付けのコツ、おはしょりの整え方

 

着物の着付けの中でもおはしょりというのは意外と面倒なものです。
自分ではうまく整えたつもりでも後で写真を見るとなんだか長すぎてカッコ悪いということがあります。
どうして指摘してくれなかったんだろうと思うことさえあります。
そこでここではマスターすべき着物のコツのひとつ「おはしょり」の整え方について解説します。
着付け教室でもここは少し難しい処理になります。
またここがきれいに整えられるとぐっと着物上手になれます。
ぜひ参考にしてください。

 

おはしょりが上手に処理できないという人へ

おはしょりが上手に処理できないという話をよく聞きます。
例えば紐や伊達締め、帯板などを使って処理するかもしれません。
しかし実はおはしょりは腰紐をしたところからすでに始まっています。

おはしょりが長い、処理がうまくできないという方は実は途中をよく見ていないということがあります。
腰紐をしたら、紐に余分なおはしょりが挟まっていないかどうかを前・後ろをすべて確認してみてください。
このとき前の下の部分は忘れがちなので下前に余分にはさまっていないかどうかも確認してください。
はさまっていたら裾線が動かないように上に引いてきれいにしておきます。

そしてここを整えたら身八つ口から手を差し入れて後ろと前のおはしょりを手刀で整えていきます。
ここがぐずぐずだときれいに見えません。
ポイントとしてはまずは後ろから整えていきます。
前は上前と下前が重なった状態でストンと落とします。
そしてその後右手だけだして再び上のおはしょりだけのところに差し込み、もう一度底をなぜるとおはしょりがさらにきれい整えられます。

衿元を決めたら胸紐をして後ろのシワは両脇に

ここまでは本来は図解でしか説明しにくいところですが、しっかりと前下のおはしょりまで処理できたとして話を進めます。
衿元を胸紐で結ぶようにする場合は衿元を決めます。
まずは前下の余分な部分は三角に折り上げて、おはしょりも一重になるように仕上げます。
このとき上前の衿も位置を決めたら胸紐をして、後ろのシワを両脇にもっていきます。
脇縫いで余分な部分をきれいに重ねて後ろのタック部分に畳んでしまいます。

この後上前の衿先は胸紐より下の部分をきれいに衿幅に広げる必要があります。
これがきれいに広がっていると仕上がりに相当な差が出てきます。
そして余ったおはしょりはどうするかというと、帯の下戦から8㎝程度くらいの長さになるようにおはしょりの底を決めて、余分な部分を胸紐より上に持ち上げていきます。

長さがわからないという方は帯板をあててみると長さがわかるので当てて確認してみてください。
持ち上げたら伊達締めかゴム式のもの、どちらかで押さえておきます。
このとき上前の衿先を広げておいたはずなので右横のおはしょり(左横も一緒ですが)はきれいになっているはずです(おさまっているはずです)。

おはしょりをきれいに処理するのは実は最後だけおはしょりを上に持ち上げただけではきれいにならないのが面倒なところです。
そこまで行くまでにきれいにしておかないといけないポイントがいくつかあることがわかります。
これだけは文章だけでなく、何度も実践しないと感覚で分からないはずなので何度もレッスンしてみてください。

腰ひもでなくてコーリンベルトを使う場合

着付けを何度もしていくと腰ひもだけで済むこともありますが、中にはコーリンベルトを多用して上手に着付けることも覚える方がいます。
衿もとにコーリンベルトを利用したときは、衿もとを決めたら、コーリンベルトでいったん留めておきます。
そして背中によったシワをきれいにするために両脇に寄せていきます。
脇縫いで後ろ向きのタックに畳むようにしたら上前の衿先は前にご紹介したように留め具より下に衿幅に広げておきます。
これがポイントです。

そしてこのとき胸紐なら余分なおはしょりを上にあげていましたがコーリンベルトを使うと前に紐が通っていないという状態です。
同じようにするのは難しくなります。
そこで面倒ですがおはしょりが長いという場合はコーリンベルトをした後に胸紐をかるくかけてしまいます。
紐が多くなるので面倒ですが、それでもあったほうが目印になります。

または背中のシワをきれいにした後に伊達締めをするというのも方法かもしれません(ただし伊達締めがゴム製ならうまくいく)。
そしておはしょりの余分を持ち上げます。
ちょうど持ち上げた分は伊達締めの上にくるはずです。
そして余分な部分をゴム製の伊達締めの下に挟んでしまいます。

これはゴム製でない伊達締めならどうするのか、という疑問が生まれますが、これもコーリンベルトをした後に同じ作業(背中のシワを取って、正絹の伊達締めをする)をしておはしょりを調整します。
ただしゴム製の伊達締めと違うので上手に挟みこめない場合もります。
正絹なので伸びないということがあだになるかもしれません。
仕方がないので帯板(ベルトが付いているタイプ)があるならもう帯板で押さえるという方法もあります。

ここまでいろいろなグッズがありますが、本来は便利グッズなので徐々に減らしていく可能性のあるものです。
理屈がわかればおはしょりの処理はきれいにできますが、何をどのように使うかによっても変わってきます。
いろいろな自前の道具を考えて調整してみてください。

一番良いのはコーリンベルトを使わない方法です。
慣れてくるときれいに処理できるようになります。
コーリンベルトに反対しているのではありませんが、たいていは胸紐(腰ひも)で代用できるものです。
ぜひ練習してみてください。

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