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着物に漂白剤を使用してもよいの?

公開日:2020/07/01  最終更新日:2020/07/13

日常でも着物を楽しむ方が増えているものの、多くの方にとってはお祭りや冠婚葬祭などのイベントの際に着る「晴れ着」です。着物をイベントの際に着るうえで、注意したいのが食べ物や化粧などの付着汚れ。これらの汚れはすぐに処置しないと浸透して落としにくくなります。そこで今回は、着物に汚れが付着したときにできる対処法を紹介します。

最初は下処理をして染み抜きをします

大切な着物に汚れが付着してしまったときには、着色汚れが深い場所に浸透させないためにすぐに下処理を行います。まず手持ちのハンカチなどの布を濡らして、汚れた部分を拭きとります。その際に汚れを落とすことに必死で強くこすりすぎてしまうと、着物の記事が傷んでしまいますし、汚れが生地の奥にまで浸透して余計に取れなくなります。

そこで、擦るのではなく上下に軽くたたくイメージで拭くことによって、生地を傷めずに汚れを落とすことが可能になります。最後に水垢汚れが付かないようにするために、しっかりと乾いた布でふき取って応急処置は完了です。

水拭きでも汚れが取れなかったときには、汚れを分解するために洗濯用洗剤もしくは食器洗い用洗剤を水で溶いて汚れた部分を浸します。汚れを浸した後は、すぐに布でたたいて水につけるという作業を繰り返します。汚れが落ちたことを確認できたらドライヤーで濡らした部分を温め、乾かします。最後に渇いた布で拭き取とって終わりです。

汚れがついて間もないのであれば、この手段をとれば浸透させずに落とすことが可能です。

下処理で取れなかったときには漂白剤を使います

下処理をしても汚れを取り切れなかったときには、残念ながら生地の奥深くにまで浸透していることが考えられます。その状態になったときには、無理をせずに漂白剤を使うことがよいでしょう。

着物に漂白剤を使ってもよいのかというと、着物の多くは織った後に着色するのではなく生地自体を染めているので、漂白剤を使っても短時間であれば落ちる心配はありません

ただ漂白剤を使う場合において、汚れの種類によって使い分ける必要はあります。一般的な汚れの代表格の食べ物や口紅などの油汚れについては、塩素が加えられていない酵素系漂白剤を使います。

汚れがついてしまったポイントの下に使わない布を敷いて、その上から綿棒やティッシュを丸めて酵素系洗剤をしみこませます。しみこませたときに、酵素が働きやすいようにドライヤーを当ててあげることがきれいにするコツです。最後に汚れていた部分を水で拭き取ります。汚れが落ちていたら風通しのよい日陰で乾燥させるとよいでしょう。

漂白剤を使っても取れない場合にはプロにまかせます

汚れを落とす手順をおさらいすると、まず濡らした布でたたき拭きを行ったのちに乾燥した布でふき取ります。それでも落ちなかったときには衣類もしくは食器洗い洗剤を水で溶かして、そこに汚れた部分を浸して汚れを落とすのです。

衣類及び食器洗い洗剤でも落ちなかったときには、最終手段として酵素系漂白剤を使って落とすことになります。この方法で大半の汚れを落とすことが可能ですが、注意してほしいのはこのやり方で落とせる汚れは月日があまりたっていない場合です。

たとえば自身で気付かずに付着した汚れが繊維にこびりついた場合や湿った場所で保管していてカビが増殖してからでは、酵素系漂白剤を使っても落ちることがありません。繰り返しになりますが、こびりついているからといって無理に擦ってしまうと生地が壊れてしまいます。

そのため気付かずに放置した汚れや、浸食したカビ汚れを発見したときには、無理をせずに最寄りの着物汚れ落としの専門店に依頼することです。プロにまかせた場合の相場としては、汚れの度合いによってこびりついた汚れについては2000円から5000円が相場になっています。

そしてカビ汚れについては、簡単には落とせないので5000円以上が平均相場になります。ただカビ汚れの場合において、浸食度合いによっては完全に汚れを落とすのは難しい場合があるため、日頃から着物の保管状態には気を付けてください

 

着物のよさというのは日本独特の色彩と装飾を施すことによって、着用した人に和の気品を与えることです。そのため冠婚葬祭などのイベントに着用するのに最適なのですが、きれいな織物だからこそ汚れには注意したいところです。

万が一食べ物や化粧品で汚れが付着してしまったときには、水から始めて洗剤、そして酵素系漂白剤を使い、汚れが生地に浸透するまでに短時間で処置して落とすことで汚れを落とすことができます。

ただ汚れがついてからしばらくの間気付かずに放置した場合やカビが浸食した汚れの場合は、残念ながら素人ではきれいに落とすのは難しいでしょう。もし紹介した一連の対処を行っても汚れが落ちない場合には、大切な着物の生地を傷つけてしまう前に、無理をせずプロにまかせるのがおすすめです。

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